2022年8月24日、大阪高槻にある地域のたこやき屋さん「100円たこやき」にて、レーザーカッターワークショップを開催しました。
なぜか高校生までタダで食べられるたこやき屋さん『100円たこやき』
高槻市立川西小学校のほど近く、いつも賑やかな声が聞こえてくる小さなお店です。
開店は小学校の6時間目が終わる15時半ごろから。小学生や中高校生が店に集まります。
4個100円という手軽な値段もあり、鉄板の上のたこ焼きは直ぐに消えていきます。でも、子どもたちの手に小銭は握られていません。店に入るや否や、奥へ行きチケットを手に取り、店主の川人佑太(かわひー)さんに手渡します。
小学生が手に取ったチケットは「たこ焼きチケット」と呼ばれるもので、1枚で100円分のたこ焼きが食べられるもの。これは保護者や常連客、そして川人さんの活動に賛同してくれる方が先にチケットを購入し、そのチケットを店で配布しています。つまり、「小学生にたこ焼きをご馳走したい」大人が先払いしている子ども食堂の様な形です。
そもそも『レーザーカッター』とは?
レーザーカッターは、レーザー光線を使用して木材やアクリル板などにデジタルデータを元にした模様や写真等を彫刻したり、カットする機械です。 比較的大きくて業務用のイメージですが、最近では小さめのレーザーカッターも登場しています。
弊社では、ほとんど彫刻機能のみの小型ハンディレーザーを使用しています。
ワークショップの内容
皆様は「たこせん」をご存知でしょうか?
関西で言うたこせんとは、たこ焼きをエビせんべいでサンドした食べ物のことです。
今回は「たこせん×レーザーカッター」のワークショップを実施しました!
「いや、どゆこと!?」という声が聞こえてきそうですね笑
実は、レーザーカッターは食品にも使えるんです。
ワークショップの流れは以下の通り。
たこせんを購入
↓
紙とペンで好きな絵や模様を描く
↓
描いた模様をスマホでパシャリ
↓
データをレーザーカッターに送信
↓
たこせんのせんべいにレーザー彫刻!
これで自分の好きなようにせんべいに焼印が入れられる訳なのです!
ワークショップの様子
みんな、たくさん可愛らしい絵を描いてくれました。
中には、「お母さんに見せる!」と、その場で食べずに持って帰る子も。
また、100円たこやきのマスコットキャラクター「やっくん」もたこせんになりました。
こちらはお店に飾っていただく事になりました!(カビが生えないことを祈るばかりです笑)
まとめ
川人さんが目指しているのは「雑談ができる場」。一昔前の昭和なら、どこにでもあった駄菓子屋が姿を消し、小学生が集まって雑談できる場が失われていきました。
しかし、学校でも塾でもコンビニでもないコミュニティが「あったら良いな」と感じていました。この川人さんの想いに賛同してくれる人が、インターネットを通じて小学生にたこ焼きをご馳走してくれています
なんだか素敵ですね^^
そんな場所に、レーザーカッターという非日常的な物を持ち込み、新しい体験をお届けすることで、雑談からたくさんの面白いアイデアも生まれてきました。
私たちも雑談の力を思い知り、勉強になる回でした!
今後も子どもたちが集まる場所に、新しい体験をお届けしていきたいと思います!