2022年10月1日、京都産業大学附属中学校にて、3Dプリンター入門ワークショップを開催しました。
弊社代表や学生スタッフは、京都産業大学の学生を中心に構成されています。
そこで、日頃お世話になっている大学職員の方からのご紹介で、附属中学校にてワークショップを開催することになりました。
附属高等学校は大学との接点が多い一方、付属中学校は大学に関する情報が少なくなりがちで、「大学生は何を勉強してるの?」「どんな事に活かせるの?」「実際楽しいの?」といった疑問を抱く中学生も多いかと思います。
そこで、私たち大学生の学びを活かしたワークショップを体験し、リアルに感じてもらうことで、それらの疑問を解消することを目的に開催しました!
3Dプリンターって何ができるの?
まず、多くの人にとって馴染みのない『3Dプリンター』を知ってもらうため、クイズを行いました。
次の内、3Dプリンターで作れる物はどれでしょう?(読者みなさんも考えてみて下さい)
① 自動車 ② 家 ③ 洋服
正解は…
全部でした!!
小学生にはいつも受けが良いのですが、中学生のお兄様お姉様にはイマイチでした…笑
そうなんです。自動車や家、洋服、他にもチョコレートなど、既に様々な物が3Dプリンターで作れてしまいます。
つまり、将来ファッション業界や建築、、自動車エンジニアなどの仕事も3Dプリンターの知識が必要になるかもしれませんね。
そんな感じで3Dプリンターの仕組みなども話し、興味をもっていただいた所で、実際にネームタグ作りに入っていきます。
▲ 3Dプリンタークイズの様子
『3DCAD』を使ってデータをつくろう!
3Dプリンターを使うには、プリントするための3Dデータが必要です。
データを作成するには、3DCAD(キャド)というソフトウェアツールでモデリングする必要があります。(※CGソフト等でも可能です)
今回は小学生でも簡単に使える、教育用3DCAD『TinkerCAD』を使いました。
はじめは基本的な形状の3Dモデルを変形し、ソフトウェアに慣れてもらいました。基本形状以外にも、色々なキャラクターや建物などの3Dモデルも用意されており、表現方法は無限大です!
『TinkerCAD』は、Autodeskという3D系ソフトウェアの世界的リーディング企業が無償で提供している教育用3DCADです。小学生〜大人まで、誰でも楽しめて使い易く、ブラウザ上で機能するためダウンロードの手間もかかりません。
気になる方はぜひ一度、使ってみて下さい!
参加者の皆さんも、一度使いはじめると凄まじい集中力で色んな3Dモデルを作ってくれました!
また、友達に教えてもらったりと、コミュニケーションを取りながら楽しんでくれる人もいました!
3Dプリンター稼働!ずっと見てられる…
データができた人から、3Dプリントに移りました!
3Dプリンターが動く様子を初めて見て、まじまじと覗き込む様子でした^^
段々と目的の物が積み上がっていく様子を見て「ずっと見てられる…」という人もいれば、
「3Dモデリングが楽しい!」と直ぐにパソコンに向かう人もいて、複数の楽しみ方があるのも魅力です。
今回は機材と時間の制限により、当日中に全員分の出力できませんでした。
他の作品は後日スタッフが丁寧に出力し、皆さんの学校へ郵送させていただきました。
まとめ
今回は京都産業大学附属中学校での3Dプリンター入門ワークショップを紹介しました。
お陰様で、個性豊かな素晴らしい作品たちが生まれ、満足度も100%と、参加者の皆様にとっても有意義なワークショップになりました!
出力物も無事、生徒の皆さんの元へ届いたとご報告もいただきました。
ワークショップ実現のためにご協力いただいた、大学職員の方、附属高等学校・中学校の事務の方と教頭先生、誠にありがとうございました!